三信条（さんしんじょう）
浄福寺は高野山真言宗のお寺です。
真言宗の開祖様は空海（くうかい）弘法大師様です。
真言宗には三信条と言う教えがございます。
1、大師の誓願により二世の信心を決定（けつじょう）すべし
2、四恩十善（しおんじゅうぜん）の教えを奉じ人の人たる道を守るべし
3、因果必燃（いんがひつねん）の道理を信じ自他のいのちをいかすべし
この3つを三信条と言います。
二世の信心を決定すべし とは 現世と来世にわたり信仰することです。
四恩とは 父母の恩 衆生の恩 国王の恩 三宝の恩 です。
父母の恩 生んでもらった恩、育ててもらった恩 です。
衆生の恩 友達 近所の人々 直接かかわる人だけではなく、道具を作ってくれた人、食材を作ってくれた人等
私たちは色んな人に助けられて生きています、恩の事です。
国王の恩とは政治、国家の恩です。
三宝とは仏宝 法宝 僧宝 仏とは宇宙の真理または真理を悟った人です。
法は仏様によって示された教えです。
僧はその教えを実践する人です。
そして十善とは十善戒の事です。
不殺生 不ちゅう盗 不邪淫 不妄語 不綺語 不悪口 不両舌 不慳貧 不瞋に 不邪見 と言う10個の戒律です。
因果必燃の道理とは原因があってそれに対して結果が起こると言うことです。
野菜の種をまくと種に応じた野菜が育つように、
良い因からは良い果
悪い因からは悪い果
が生じると言うことです。
仏教では諸行無常と言う言葉がございます。
あらゆることは常ではない、移り変わっていくという意味です。
今の生活が、これから先もずっと続くと思ってはいけません。
年もとりますし、色々なことがあります。
状況も生活も変わって来ます。
ですから、良い種をまき良い果が生じるようにしたいものです。
1日1日を健康で入れたことを、家族と笑ったり泣いたり
友達と笑ったり泣いたり出来ることを幸せと思い
感謝して1日1日を大切に
過ごしたいものです。
いつもブログを見ていただきありがとうございます。
皆様のご健康とご多幸をお祈りしています。
ありがとうございました。
合掌
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