心は萬鏡に随って転ず
さらさら流れる春の小川の風景は久しく見ないが、只さらさらゆく水の流れは
止まることなく何の計らいも執われもない無心そのものはたらきである。
しかも自由無心であればこそ、さまざまな万境の変化にもまた、あらゆる因縁が
あろうとも己を見失ったり、他に引きずり回されるということもない自在無碍の
心境。
この語は禅宗の摩拏羅(まぬら)尊者の偈であります。
この句に似た句で
弘法大師空海 お大師様の作と言われています、
皆さんご存じの いろは歌 と言う歌があります。
いろはにほへど ちりぬるを
わがよたれぞ つねならん
色はにほへど 散りぬるを 我が世たれぞ 常ならむ
人生とは川の流れの様に移り変わって行く 常ではない
と言う意味です。
人の心もそうです。
人の心と言うものは 色々な事に揺れ動き、
移り変わりやすいものであります。
しかしその色々な事に執着することなく、
無心無自性であれば自由無碍の心境であります。
心は縁に随って転ずる
その場その時に随って
自分の心のままに泣き、また悲しみ、また喜んだら良いのではないかと思います。
悲しい時はいっぱい泣こう、嬉しい時はいっぱい笑おう
それで良いのではないかと思います。
人生とは常ではない。
悲しみも苦しみも 時が経てば 状況も 心も移り変わって行きます。
夢と希望を持って 目標を持って
命がある事、家族がいる事、友達がいる事、
あたりまえの事に感謝の心で
1日1日を 大切に
一歩一歩 前進して行きましょう。
歩くと言う字は 少し 止まる と書きます。
時には休むことも大切です。
皆さまくれぐれもお体に気をつけられて
お元気にお過ごしくださいませ。
ありがとうございました。
合掌
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