浄福寺 │ 山口県山口市にある青龍山浄福寺は高野山金剛峯寺を本山とする高野山真言宗の寺院で、大内家の祈願寺として栄えた近郷最古の寺院です。

  初地蔵様 - 浄福寺 │ 山口県山口市にある青龍山浄福寺のHPです。

初地蔵様

今日は浄福寺 初地蔵様の法要でした。
皆様の願いや祈りが叶いますように
皆様に お地蔵様のご加護 御利益がございますように
一心に祈願 供養させて頂きました。





去年は大雪でお参りの方が少なかったのを、
思い起こしました。
今日は少し雪はちらつきましたら、
お天気に恵まれて、
お参りの方も沢山いらっしゃいました。
ありがとうございました。
浄福寺のお地蔵様や お大師様に
エプロンや 帽子を 作って下さいました方がいらっしゃいます。
初地蔵様を迎えるために
浄福寺のお地蔵様や お大師様の エプロンと帽子を
新しく付け替えさせていただきました。
昨年の大雪の話や、
エフロンや帽子を付け替えてあげていましたら、
笠地蔵のお話を思い起こします。

 

昔々あるところに貧しいが心の優しいおじいさんとおばあさんが住んでいました。
ある年の暮れ、このままでは正月のおモチも買えないということでみの笠を作って町で売ることにしました。
「それじゃあ、ばあさん行ってくるよ」
「気をつけていってきなせえ」
おじいさんは大晦日の町で一日「かさいらんかえ」と売って回りましたが、不景気のせいか一つも売れませんでした。
「せっかくばあさんも手伝ってくれたのに、残念なことじゃのう」
帰り道、ちらちらと雪が降り始めます。峠に差しかかったときにはすっかり吹雪になりました。
ふと見ると、道端にお地蔵さんが六つ並んでいます。
「ひゃあ、こんな吹雪の中、笠もなくてはさぞお寒かろう。さあ、この笠で少しでも雪をしのいでくだせえ」
おじいさんはそう言ってお地蔵さんに笠をかぶせてやります。お地蔵さんは6つ、笠は5つしかなかったので、足りないぶんは自分の手拭をまいてやります。
笠は売れませんでしたが、何かとてもいい気分になっておじいさんは家に帰ってきました。
「おじいさんお帰りなさい。体が冷えたでしょう。早く温まってください。あれ、笠はどうしました」
「ばあさんすまん。笠は一つも売れんじゃった。でも帰り道にお地蔵さんが立っとったので、この吹雪で気の毒じゃから、かぶせてやったよ」
「まあ、それはよいことをしましたね。おもちなんて買えなくてもお湯と漬物でなんとかなります。お地蔵さんの役に立ったなら、売れるよりずっとありがたいことです」
おじいさんとおばあさんは、いい気分で床につきました。
そして……
お正月の朝が来ます。昨夜のうちに雪はやみ、まぶしい太陽の光が雪をてらし、キラキラと窓から差し込んでいました。
なんだか表がにぎやかです。楽しい歌と、おおぜいでワイワイいってる感じです。
おばあさんとおじいさんが外へ出ますと、
お正月のおもちや、飾り物、ご馳走やお菓子が山のように積まれています。
「ひゃー、これはどうしたことじゃ」
見ると、道を引き返していく六人のお地蔵さんの姿が見えました。お地蔵さんたちは振り返ってにこやかに手をふります。
「お地蔵さんたちが昨日のお礼をしてくれたのか」
「おじいさん、これでよい正月が過ごせますね」
おじいさんとおばあさんは、立ち去っていくお地蔵さんの姿を見て、手を合わせました。

 

皆々様にお地蔵様を始め 本尊様 諸神諸菩薩様 お大師様の
御加護 御利益がございます事を心より祈念致しております。
本当にありがとうございました。
また、早朝から昨日から準備 お手伝いくださいました皆様のお陰で
滞りなく盛大に初地蔵法要を施行することが出来ました。
総代様 お世話人様の真心のこもった精進料理も
お参り下さいました皆様に喜んで召し上がっていただけました。
皆々様に お地蔵様を始め 本尊様 諸神諸菩薩様 お大師様のご加護
御利益がございます事を一心に願っております。
心より感謝申し上げます。
ありがとうございました。

おんかかかびさんまえいそわか

合掌

 

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